こんにちは、巳(み)です。
図面を描いているとき、もしくは図面を見ているとき次のようなことを経験したことはありませんか?
- 線が入り組んでいてよく見えない。
- 寸法を入れる空間がない。
- 寸法を入れたはいいが、どこを指しているのかわからない。
CADデータやPDFなら拡大できるから良いものの、紙図面(しかもコピー)で渡されたら発狂ものです。
作図者や設計者はわかっていても、図面を受け取る人(図面の承認者、加工者)はわからない。
加工者は「多分こうだろう」で製作したものの、できた部品は図面と違っていた。
このようなことを回避するために、部分的に拡大する『詳細ビュー』があります。
今回は『詳細ビュー』について解説していきます。
詳細ビューとは
詳細ビューとは、これのことです。
詳細ビューの無し・有りで比較するとよくわかります。
この図面ではそれほど詳細ビューの恩恵は有りませんが、細かい加工が多い図面では重宝するでしょう。
詳細ビューの描き方
コマンドの場所
【テーブル】タブ ⇒ 【図面ビュー】グループ ⇒ 【詳細】
コマンドバー
尺度は詳細ビューの尺度を表しています。
この横の数字を変えることで、詳細ビューの倍率を変えることができます。
使い方
詳細ビューの使い方
- Step1詳細コマンドをクリックします。
- Step2部分的に拡大したい箇所の中心を左クリックします。
- Step3拡大する範囲を決めて左クリック
- Step4詳細図を描画する場所を左クリックで決めます。
- Step5詳細図が描画されました。
詳細ビューの動画
一連の流れを動画にしました。
まとめ
部分的に拡大する機能『詳細ビュー』について解説しました。
この機能を使えば小さく描かれた箇所も大きく表示されます。
つまり、
- 線が入り組んでいてよく見えない図面。
- 寸法を入れる空間がない。
- この寸法はどこを指しているの?
このようなことは無くなるでしょう。
ぜひ活用してみてください。
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