みなさん、こんにちは。
巳(み)です。
Solid Edge 2D Draftingにはチュートリアルがあり、これに沿って使い方を学び始めました。
私独自の我流とは違い、ソフトウェア推奨の使い方を知る機会になります。
これまで何となく使っていた方も、はじめて使う方も一度はやってみてください。
前回の続きから
前回は寸法、関係、隠線を使用して描画しました。
その続きから始めますので、初見の方はこちらのページから見てください。
チュートリアル
寸法、関係、隠線を追加します
このページの右上箇所をクリックすると次のページに進みます。
アクティビティ:リレーションシップを使用してジオメトリを位置合わせします
このページに進みました。
1~15までの項目があります。
説明にある通り、ここでは次の項目を学習します。
対称性を維持するための関係の使用
ここをクリックすると各項が展開されます。
次の項では、幾何関係の水平/垂直を解説します。
このコマンドは二つの要素を水平、または垂直になるように指定します。
何を言っているかわからない。
イメージがつかめない。
そのような声が聞こえてきますが、次の項に進み、やってみましょう!
垂直関係を適用する
水平/垂直コマンドを選択
ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒水平/垂直を選択します。
平面図の端点をクリック
図に示す位置にカーソルを置き、端点関係インジケータが表示されたら左クリックします。
正面図の端点をクリック
図に示す位置にカーソルを置き、端点関係インジケータが表示されたら左クリックします。
すると平面図と正面図の端が揃いました。
(平面図と正面図の一番左の垂直線が揃いました)
別の垂直関係を適用する
もう一度、平面図と正面図の垂直線を揃えるので前項の繰り返しになります。
水平/垂直コマンドを選択していない場合は、選択してください。
ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒水平/垂直を選択します。
平面図の端点をクリック
図に示す位置にカーソルを置き、端点関係インジケータが表示されたら左クリックします。
正面図の端点をクリック
図に示す位置にカーソルを置き、端点関係インジケータが表示されたら左クリックします。
すると平面図と正面図の端が揃いました。
(平面図と正面図の垂直線が揃いました)
接線関係を適用します
接線を選択
ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒接線を選択します。
隠線をクリック
図のように正面図の隠線にカーソルを置き、隠線が赤色に変わったら左クリックします。
円をクリック
次に円にカーソルを置き、円が赤色に変わったら左クリックします。
図のようになりました。
別の接線関係を適用します
前項の繰り返しになります。
接線コマンドを選択していない場合は、選択してください。
ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒接線を選択します。
隠線をクリック
図のように正面図の隠線にカーソルを置き、隠線が赤色に変わったら左クリックします。
円をクリック
次に円にカーソルを置き、円が赤色に変わったら左クリックします。
図のようになりました。
結果を観察する
4項の隠線に接線関係を適用する前。
5項の隠線に接線関係を適用した後。
この二つを比べてください。
隠線の位置が円に揃ったのがわかります。
もし、図(変更後)と違っている時は、次のようにしてください。
選択コマンドを選択
ホームタブ⇒選択グループ⇒選択を選択します。
接線関係をクリック
図のように、円の接線関係の上にカーソルを置きます。
接線関係を左クリックすると、円の色が赤に変わります。
接線関係を削除
その状態でDeleteキーを押してください。
接線関係が削除されます。
やり直す
【接線関係を適用します】に戻って、もう一度やり直してください。
幾何学的関係を非表示にする
幾何関係のハンドルをクリック
ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒幾何関係のハンドルを選択します。
クリック前はリボンの背景は水色でしたが、クリック後は背景の色がなくなりました。
そして、作図にも注目してください。
幾何関係の表示がなくなりました。
中心線を配置します
ここでは、正面図の穴を表す隠線に中心線を描きます。
中心線を選択
ホームタブ⇒注釈グループ⇒中心線を選択します。
2線分間を選ぶ
コマンドバーで、2線分間を選びます。
中心線の要素を選択します
要素をクリック1
図のように隠線の上にカーソルを置き、クリックします。
要素をクリック2
図のように隠線の上にカーソルを置き、クリックします。
中心線が表示される
隠線に中心線が表示されました。
センターマークを付ける
平面図の円に中心記号を付けます。
中心記号を選択
ホームタブ⇒注釈グループ⇒中心記号を選択します。
延長した中心記号
コマンドバーの一番右にある延長した中心記号をクリックしてONにします。
中心マークの要素を選択します
円をクリック
図のように、平面図の円をクリックします。
そうすると、円に中心記号が付きます。
番外:延長した中心記号がOFFの場合
中心記号コマンドバーにて、延長した中心記号をOFFにする。
図のように平面図の円をクリックします。
そうすると、円に小さな中心記号が付きます。
変数の名前を変更します
次の手順で、配置された2つのディメンションを定義し、ディメンション間の数式を定義します。
これにより、円の中心を保ちながら、パーツの長さが変更できます。
よくわからない・・・。まあ、やっってみますか。
選択を選択
ホームタブ⇒選択グループ⇒選択をクリックします。
寸法を右クリック
平面図の100mmの寸法にカーソルを置き、右クリックします。
式の編集を選択
右クリックするとメニューが表示されるので、式の編集をクリックします。
すると、このようなコマンドバーが表示されます。
式の編集コマンドバー
式の編集コマンドバーにて、名前ボックスに「Length」と入力しEnterキーを押します。
するとカーソルは式ボックスに移動します。
コマンドバーを終了するには、もう一度Enterキーを押すか、もしくは右にある✔(緑のチェックマーク)をクリックします。
別の変数の名前を変更して式を作成します
寸法を右クリック
前項と同様に平面図の50mmの寸法にカーソルを置き、右クリックします。
式の編集を選択
右クリックするとメニューが表示されるので、式の編集をクリックします。
すると、このようなコマンドバーが表示されます。
式の編集コマンドバー
式の編集コマンドバーにて、名前ボックスに「HoleLoc」と入力しEnterキーを押します。
するとカーソルは式ボックスに移動します。
100mmをクリック
マウスカーソルを100mmの上に置き、左クリックします。
式ボックスに「Length」が貼り付けられていることに注意してください。
更に式を入力
続けて「/2」と入力します。
コマンドバーを終了するには、もう一度Enterキーを押すか、もしくは右にある✔(緑のチェックマーク)をクリックします。
これは、HoleLocが常にLengthの値の半分(HoleLoc=Length/2)であることを定義しています。
また、「45」がシアンで表示されています。これは、この寸法値が別の要素(100)との関係によって決定されることを示しています。
寸法を編集する
選択コマンド
引き続き選択で操作します。
選択になっていない方は、ホームタブ⇒選択グループ⇒選択をクリックします。
100mmをクリック
図のように100mmを左クリックします。
すると値編集ハンドルが表示されるので、90と入力し、Enterキーを押します。
100が90になり、前項で定義した50が45になりました。
円の大きさ(φ30)や水平位置(30)は変わらずに、垂直位置が変わりました。(50から45に変わった)
ファイルを保存します
お疲れさまでした。
クイックアクセスツールバーで、保存してください。
まとめ
ここでは以下のことを学びました。
チュートリアルはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
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