Solid Edge 2D Drafting(2022年版)
チュートリアルやってみた #5

アイキャッチ CAD

みなさん、こんにちは。
巳(み)です。

Solid Edge 2D Draftingにはチュートリアルがあり、これに沿って使い方を学び始めました。

私独自の我流とは違い、ソフトウェア推奨の使い方を知る機会になります。

これまで何となく使っていた方も、はじめて使う方も一度はやってみてください。

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前回の続きから

前回は寸法、関係、隠線を使用して描画しました。
その続きから始めますので、初見の方はこちらのページから見てください。

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チュートリアル

寸法、関係、隠線を追加します

このページの右上箇所をクリックすると次のページに進みます。

前回のページから進む

アクティビティ:リレーションシップを使用してジオメトリを位置合わせします

このページに進みました。
1~15までの項目があります。

チュートリアルページ

説明にある通り、ここでは次の項目を学習します。

学習項目
  • 幾何学的関係を使用して、ビュー間で要素を整列させます。例えば、上面図の垂直線は、正面図の対応する線と整列している必要があります。
  • 垂直方向と接線の関係を使用して、正面図の隠線を上面図の円に合わせます。

対称性を維持するための関係の使用

ここをクリックすると各項が展開されます。

学習項目の展開

次の項では、幾何関係の水平/垂直を解説します。
このコマンドは二つの要素を水平、または垂直になるように指定します。

何を言っているかわからない。

イメージがつかめない。

そのような声が聞こえてきますが、次の項に進み、やってみましょう!

垂直関係を適用する

水平/垂直コマンドを選択

ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒水平/垂直を選択します。

水平/垂直コマンド

平面図の端点をクリック

図に示す位置にカーソルを置き、端点関係インジケータが表示されたら左クリックします。

端点関係インジケータが表示されたら

正面図の端点をクリック

図に示す位置にカーソルを置き、端点関係インジケータが表示されたら左クリックします。

端点関係インジケータが表示されたら

すると平面図と正面図の端が揃いました。
(平面図と正面図の一番左の垂直線が揃いました)

端の位置が揃う

別の垂直関係を適用する

もう一度、平面図と正面図の垂直線を揃えるので前項の繰り返しになります。

水平/垂直コマンドを選択していない場合は、選択してください。
ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒水平/垂直を選択します。

水平/垂直コマンド

平面図の端点をクリック

図に示す位置にカーソルを置き、端点関係インジケータが表示されたら左クリックします。

端点関係インジケータが表示されたら

正面図の端点をクリック

図に示す位置にカーソルを置き、端点関係インジケータが表示されたら左クリックします。

端点関係インジケータが表示されたら

すると平面図と正面図の端が揃いました。
(平面図と正面図の垂直線が揃いました)

線が揃った

接線関係を適用します

接線を選択

ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒接線を選択します。

接線コマンド

隠線をクリック

図のように正面図の隠線にカーソルを置き、隠線が赤色に変わったら左クリックします。

隠線をクリック

円をクリック

次に円にカーソルを置き、円が赤色に変わったら左クリックします。

円をクリック

図のようになりました。

円と隠線の幾何関係

別の接線関係を適用します

前項の繰り返しになります。
接線コマンドを選択していない場合は、選択してください。
ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒接線を選択します。

接線コマンド

隠線をクリック

図のように正面図の隠線にカーソルを置き、隠線が赤色に変わったら左クリックします。

隠線をクリック

円をクリック

次に円にカーソルを置き、円が赤色に変わったら左クリックします。

円をクリック

図のようになりました。

変更前後の比較

結果を観察する

4項の隠線に接線関係を適用する前。
5項の隠線に接線関係を適用した後。

接線関係がある

この二つを比べてください。

前後を比較

隠線の位置が円に揃ったのがわかります。
もし、図(変更後)と違っている時は、次のようにしてください。

選択コマンドを選択

ホームタブ⇒選択グループ⇒選択を選択します。

選択コマンド

接線関係をクリック

図のように、円の接線関係の上にカーソルを置きます。

円と隠線の接線関係

接線関係を左クリックすると、円の色が赤に変わります。

接線関係をクリック

接線関係を削除

その状態でDeleteキーを押してください。
接線関係が削除されます。

接線関係を削除

やり直す

接線関係を適用します】に戻って、もう一度やり直してください。

幾何学的関係を非表示にする

幾何関係のハンドルをクリック

ホームタブ⇒幾何関係グループ⇒幾何関係のハンドルを選択します。

幾何関係のハンドルを選択

クリック前はリボンの背景は水色でしたが、クリック後は背景の色がなくなりました。

幾何関係のハンドルONとOFF

そして、作図にも注目してください。
幾何関係の表示がなくなりました。

幾何関係のハンドルON
幾何関係のハンドルON
幾何関係のハンドルOFF
幾何関係のハンドルOFF

中心線を配置します

ここでは、正面図の穴を表す隠線に中心線を描きます。

中心線を選択

ホームタブ⇒注釈グループ⇒中心線を選択します。

中心線を選択

2線分間を選ぶ

コマンドバーで、2線分間を選びます。

2線分間にする

中心線の要素を選択します

要素をクリック1

図のように隠線の上にカーソルを置き、クリックします。

要素(隠線)をクリック

要素をクリック2

図のように隠線の上にカーソルを置き、クリックします。

要素(隠線)をクリック

中心線が表示される

隠線に中心線が表示されました。

中心線の表示

センターマークを付ける

平面図の円に中心記号を付けます。

中心記号を選択

ホームタブ⇒注釈グループ⇒中心記号を選択します。

中心記号を選択

延長した中心記号

コマンドバーの一番右にある延長した中心記号をクリックしてONにします。

延長した中心記号ON

中心マークの要素を選択します

円をクリック

図のように、平面図の円をクリックします。

中心記号を入れる円をクリック

そうすると、円に中心記号が付きます。

中心記号がついた

番外:延長した中心記号がOFFの場合

中心記号コマンドバーにて、延長した中心記号をOFFにする。

延長した中心記号OFF

図のように平面図の円をクリックします。

中心記号を入れる円をクリック

そうすると、円に小さな中心記号が付きます。

小さな中心記号

変数の名前を変更します

次の手順で、配置された2つのディメンションを定義し、ディメンション間の数式を定義します。
これにより、円の中心を保ちながら、パーツの長さが変更できます。

よくわからない・・・。まあ、やっってみますか。

選択を選択

ホームタブ⇒選択グループ⇒選択をクリックします。

選択をクリック

寸法を右クリック

平面図の100mmの寸法にカーソルを置き、右クリックします。

寸法をクリック

式の編集を選択

右クリックするとメニューが表示されるので、式の編集をクリックします。
すると、このようなコマンドバーが表示されます。

式を編集

式の編集コマンドバー

式の編集コマンドバーにて、名前ボックスに「Length」と入力しEnterキーを押します。
するとカーソルは式ボックスに移動します。

コマンドバーを終了するには、もう一度Enterキーを押すか、もしくは右にある✔(緑のチェックマーク)をクリックします。

名前ボックスに入力

別の変数の名前を変更して式を作成します

寸法を右クリック

前項と同様に平面図の50mmの寸法にカーソルを置き、右クリックします。

寸法を選択して右クリック

式の編集を選択

右クリックするとメニューが表示されるので、式の編集をクリックします。
すると、このようなコマンドバーが表示されます。

式を編集

式の編集コマンドバー

式の編集コマンドバーにて、名前ボックスに「HoleLoc」と入力しEnterキーを押します。

名前ボックスに入力

するとカーソルは式ボックスに移動します。

100mmをクリック

マウスカーソルを100mmの上に置き、左クリックします。
式ボックスに「Length」が貼り付けられていることに注意してください。

式ボックスに入力

更に式を入力

続けて「/2」と入力します。

コマンドバーを終了するには、もう一度Enterキーを押すか、もしくは右にある✔(緑のチェックマーク)をクリックします。

割る2を入力


これは、HoleLocが常にLengthの値の半分(HoleLoc=Length/2)であることを定義しています。
また、「45」がシアンで表示されています。これは、この寸法値が別の要素(100)との関係によって決定されることを示しています。

寸法を編集する

選択コマンド

引き続き選択で操作します。
選択になっていない方は、ホームタブ⇒選択グループ⇒選択をクリックします。

選択をクリック

100mmをクリック

図のように100mmを左クリックします。

すると値編集ハンドルが表示されるので、90と入力し、Enterキーを押します。

値編集ハンドルに数値入力

100が90になり、前項で定義した50が45になりました。

変更前
変更前
変更後
変更後

円の大きさ(φ30)や水平位置(30)は変わらずに、垂直位置が変わりました。(50から45に変わった)

ファイルを保存します

お疲れさまでした。
クイックアクセスツールバーで、保存してください。

ファイルを保存
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まとめ

ここでは以下のことを学びました。

学習したこと
  • 水平/垂直コマンド、接線コマンドを使って要素を整列する
  • 中心線、中心記号の配置
  • 数式を使って寸法を制御する

チュートリアルはこれで終わりです。
お疲れ様でした。

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